Activity Test of Hydrogenation Catalysts under High Pressure by Differential Thermal Analysis

Abstract
示差熱分析(DTA)によって, 種々の触媒による200気圧下での石炭の水添反応を研究した。このDTA装置は, 容積約60lmlの双子型オートクレーブで, 200kg/cm2,500℃ まで使用できる。使用された種々の触媒の活性を,300~450℃で発生する発熱ピーク頂点の温度から比し較,さし, さらにら,にDTA,曲DTA曲線と触触媒媒ののXX線線回析結果より触媒作用を考察した。触媒活性の順位は次のとおりであった。 ZnCl2(ZnCl2,329℃)>SnCl2 ・2H20(?,339℃ )>SnS(SnS+Sn,372℃ )>SnO2(SnO2+SOn,386℃)>(NH4)6Mo7O24・4H2O(MoO2,390℃ )>赤泥+S(?,397℃)>ZnO(ZnO,401℃)>赤泥(?,429℃)≒ZnS(ZnS,420~435℃)≒無触媒(420~436℃) カッコ内の金属化合物と温度は,それぞれ反応条件下の触媒の形態と,発熱ピーク頂点温度を示す。この実験範囲において,ZnCl2は最も活性の高い触媒であった。 赤泥単独( アルミニウム工業において排出される粗酸化鉄)およびZnSは触媒効果が認められない。赤泥+S,(NH4)6Mo7O24・4H2O,SnCl2・2H2Oの各触媒について, Kissinger法によりDTAピークから水添反応の速度論的データを計算した。赤泥+ S触媒について得られた活性化エネルギー(40.8kcal/mol)は, 回分式等温実験によりベンゼン不溶の有機質残渣に関して得た値の約2倍であった。

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