Kinetic Study on Polymerization of Ethylene Oxide by Organostannonic Acids

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Abstract
有機亜スズ酸:RSnOOH(R=CH3,n-C4H9,C6H5)を触媒とするエチレンオキシドの塊状重合の速度論的研究を行なった。 有機基の種類に関係なく,重合体収率およびその分子量と反応時間との特性から,本重合は逐次重合反応であると考えられる。CCH3SnOOHを触媒とする場合,重合速度は遅いが,重合収量:[M]P/[C]=60で[η]=3.2の高重合体が得られた。n-C4H9SnOOH,CC6H5SnOOHを触媒とする場合,重合速度は速いが,[M]p/[C]=120で[η]=0.3であった。 重合速度は,触媒濃度の1次に比例し,モノマー濃度に無関係であることにより,速度式として,-d[EO]/dt=kpα[Cat]1をえた。 触媒効率α,速度定数kp(1/hr)(80℃)および重合の活性化エネルギー(kcal/mol)は,CH3SnOOHの場合,おのおの0.0097,18.4,15.1,n-C4H9SnOOHの場合,1.0,2.80,16.9,C6H5SnOOHの場合,0.66,5.0,13.1であった。

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