Formation of lanthanoid-.BETA. - alumina and its thermal properties.
Open Access
- 1 January 1986
- journal article
- Published by The Chemical Society of Japan in NIPPON KAGAKU KAISHI
- Vol. 1986 (9) , 1169-1174
- https://doi.org/10.1246/nikkashi.1986.1169
Abstract
1000℃ 以上の高温下において優れた耐熱性を有する触媒担体を見いだずため,Al2O3-希土類酸化物系の化合物について調べた。Alと希土類元素の水酸化物を共沈法で沈殿させ,これを1000℃ 以上で焼成した試料について,結晶構造および比表面積を調べた。Al2O3に5mol%のLaを加えた場合,1200℃ の高温においても30m2/g以上の高比表面積を有し,このときの生成物はランタン-β-アルミナ(La2O3-11~14Al2O3)であることがわかった。これに対し,Laを10mol%以上添加するとランタンァルミネート(LaAlO3)がおもに生成し,この領域では比表面積は小さい。La以外の希土類元素として,Y,Ce,Pr,Nd,Sm,Gd,Dy,Ybについて,Al2O3との化合物を調べた。その結果,PrとNdはLaと同様に,β-Al2O3構造の化合物を生成し,高比表面積を有することがわかった。This publication has 0 references indexed in Scilit: