Preparation and Activities of Iridium Catalysts Supported on Thermostable Sol-Gel Alumina for the Decomposition of Hydrazine.

Abstract
有機多座配位子を用いるゾル・ゲル法で得た高耐熱性アルミナと市販のアルミナを担体として数種の担持イリジウム触媒を調製し,これらを不活性ガス雰囲気で熱処理した後,液体ヒドラジソの分解活性を調べた。その結果,ゾル・ゲル法アルミナは市販アルミナより高活性な触媒をあたえることがわかった。また,触媒の性能はイリジウムをアルミナに含浸担持する際に用いる溶媒に大きく依存しrエタノール溶媒で高活性な触媒が得られることがわかった。BET比表面積,イリジウム金属表面積,TEM,XRD,XPSの測定結果から含浸時に用いた溶媒によって,イリジウムの存在状態,電荷および粒子径が影響を受け,触媒性能が大きく変わることがわかった。熱処理を行うと活性が大きく低下したが,これは主としてイリジウムの表面からの内部への侵入とシンタリングによっていた。このイリジウムの表面からの侵入は水溶媒でより起こりやすいことがわかった。

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