Maturation and Activation of Cattle Follicular Oocytes Cultured in vitro
- 1 January 1978
- journal article
- Published by Japanese Society of Animal Science in Nihon Chikusan Gakkaiho
- Vol. 49 (4) , 236-242
- https://doi.org/10.2508/chikusan.49.236
Abstract
体外培養したウシ卵胞卵における成熟分裂の時間的推移および活性化現象の誘発条件とその時間的推移について調べた.1. ウシ卵胞卵の成熟過程を検討するために行った採取直後の観察結果では,直径2∼5mm,6∼10mmの卵胞から採取された卵はすべて卵核胞期にあった.しかし直径11∼15mmの卵胞における卵胞卵では,15個中7個が成熟分裂を再開始していた.2. 直径2∼5mmの卵胞から採取した卵胞卵の培養試験では培養後8時間目に卵核胞は崩壊し第1成熟分裂中期になった.なお第1成熟分裂中期像は主に培養8∼16時間後に観察された.後期は15時間目から,終期は明確に追跡できなかったが,培養18時間目から第2成熟分裂中期像が観察された.3. 活性化現象は修正KRBで培養した場合,培養後33時間目から観察され,活性化卵の形態学的主体は極体数0個-前核数1個,極体数1個-前核数1個を有するものであった.TCM 199で培養した場合にも活性化卵が観察されたが,TCM 199では修正KRBで培養した場合には観察されなかった後期II,第2極体の形成および極体数0個-前核数4個の像のみが観察され,修正KRBで観察される像はみられなかった.なおEagleMEM, Ham F12では活性化現象は誘発されなかった.Keywords
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