Catalytic cracking of hydrocarbons from microalgae.

Abstract
バイオテクノロジー利用による新燃料油生産に関して微細藻類 Botryococcus braunii Berkeley 株から得られる炭化水素油を接触分解することによってガソリンを得ることを検討した。接触分解の条件を明らかにするとともにその生成物のガソリン留分は高い収率と高いオクタン価を示し, 自動車用ガソリンとなることが判明した。この高い収率と高いオクタン価は, キシレンおよびトリメチルベンゼンを主とするアルキルベンゼン類の生成に起因し, これらのものが原料とする炭化水素油の主成分 Botryococcene 類 (主にC34H58) の構造から単純な分解•環化脱水素反応によって直接生成していると考えられた。

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