Interferon therapy for HCV-RNA positive chronic hepatitis.
- 1 January 1993
- journal article
- Published by Japan Society of Hepatology in Kanzo
- Vol. 34 (1) , 1-7
- https://doi.org/10.2957/kanzo.34.1
Abstract
Interferon(以下IFN)治療を施行したHCV-RNA陽性慢性肝炎でIFN終了後1年以上経過観察した185例につき,IFN有効性の予測解析を目的に多重ロジスティックモデルにより検討した.IFN著効を「IFN終了後6カ月以内にGPTが正常化し,その後6カ月以上正常値が持続し,かつIFN終了後6カ月の時点でのHCV-RNA陰性例」と定義し,年齢,性別,輸血歴の有無,肝の組織診断,IFNの種類,IFNの総投与量,IFNの投与法,IFN治療前のGPT値,GOR抗体の有無,HCV-subtypeの種類,HCV-RNA量の諸要因のいずれが著効達成に寄与しているかを検討した.IFN著効に寄与する有意な独立要因はHCV-subtype,IFN投与法,肝の組織診断,およびHCV-RNA量であり,subtypeではK2aないしK2b, IFN投与法では8週連日+間歇投与法,肝の組織診断ではCH2A, HCV-RNA量では105copy/ml未満の症例が治療効果が良好であった.Keywords
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