THE PEROXIDE OF EPDM AND EPM IN THE PRESENCE OF C=C UNSATURATED ORGANIC COMPOUNDS (II)
Open Access
- 1 January 1970
- journal article
- Published by Society of Rubber Industry, Japan in NIPPON GOMU KYOKAISHI
- Vol. 43 (1) , 29-38
- https://doi.org/10.2324/gomu.43.29
Abstract
EPDMおよびEPMのペルオキシド加硫におけるジエン系液状ポリマー, 液状ポリクロロプレン (以下液状CRとする) および液状ポリスルフィド (以下液状TKとする) の添加効果を求めた. ジエン系液状ポリマーとして主鎖にオレフィン性二重結合を含んだ1.4ジエンポリマー (液状SBR, 液状NBR) と側鎖にビニル基をもった1.2ジエンポリマー (液状1.2BR) を用いた. EPDMおよびEPMのペルオキシド加硫におけるムーニスコーチレートはジエン系液状ポリマーの添加により遅延され, 液状CRの添加により促進された. また液状TKはEPDMに対してはスコーチを速める効果があり, EPMに対しては遅らせる効果が認められた. しかしEPDMのイオウ加硫の場合には液状1.4ジエンポリマー (SBR, NBR) はムーニスコーチレートを促進し, 液状1.2ジエンポリマー (1.2BR) は逆に遅らした. 加硫物の橋かけ密度 (νs), 引張応力, 引張強さおよびかたさは, 液状SBR, 液状NBRおよび液状TKの添加により減少し, 液状1.2BRおよび液状CRの添加により増大した. また上記液状ポリマーはいずれもEPMのペルオキシド加硫物の耐熱老化性を大きく改善することが認められた.This publication has 0 references indexed in Scilit: