The effect of freezing and thawing process on the expression characteristics and final moisture content of excess activated sludge.

Abstract
公共下水処理場から採取した余剰活性汚泥およびその凍結融解処理汚泥を, 206~2950kPaの圧力で定圧圧搾し, 圧搾過程の解析に必要な圧密諸変数および最終含水率について考察した.その結果, 1次圧密速度を支配する修正圧密係数Cgと2次圧密速度に関するクリープ定数ηは, 本実験の圧搾圧力範囲でほぼ一定値であり, 凍結融解処理を施すと20~25%増加したことから, 1次および2次圧密速度の両者とも増加することがわかった.この結果を無機汚泥と比較すると, ηはほぼ等しいが, Cgは1/1000程度と小さくなった.また, 2次圧密量と全圧密量との比を表すクリープ定数Bは, 圧搾圧力および凍結融解処理の有無によらずほぼ0.9と無機汚泥に比べて著しく大きくなり, 余剰活性汚泥の圧搾では2次圧密量が支配的となった.圧縮平衡時の含水率は凍結融解処理によって湿潤ケーク質量基準で約0.1減少し, 圧搾圧力が低くても自燃可能なケークを得ることができると推察される.

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