Solvent Effect on Stereotactic Occurrence in Polymerization of Methacylic Acid and Methacrylates

Abstract
メタクリル酸とそのアルキルエステルのラジカル重合を各種の溶媒中で行ない,立体規則性生成の溶媒効果をポリメタクリル酸メチルに誘導した試料のNMR測定よりDiads生長に関する活性化エンタルピー,エントロピーの差で評価した。両パラメーターの間に補償効果が現れ,立体規則度が重合溶媒と無関係に固有値を与える温度“TIT”を求め,相当する重合体のガラス転移点または熱力学的二次転移点と関係することを示した。立体規則性の発現は重合体の特性に因り,溶媒はそれを助長すると考察した。ポリメタクリル酸の立体規則度は同族溶媒の中で単量体と近似する質量を持つ溶媒中で最大となり,アルコール類中ではn-ブタノールがそれに相当した。またTITを中心に溶媒効果を考察した。

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