Clinical trial of zonisamide, a new antiepileptic drug, in cases of refractory childhood epilepsy.

Abstract
新しい抗てんかん薬Zonisamide (AD-810) を, 平均年齢13歳2カ月の小児を中心とした難治性てんかん患者36例に投与し, その有用性について検討した。その結果, 著効3例, 有効5例の合計8例 (22%) に有効であった。発作型別にみると複雑部分発作3/15例 (20%), 二次性全般化を伴う複雑部分発作1/3例 (33%), 単純部分発作1/2例 (50%), 二次性全般化部分発作1/4例 (25%), 全般性強直間代発作2/3例 (67%) で効果が認められ, 強直発作, ミオクロニー発作, 脱力発作, 非定型欠神発作などの全般発作には効果が認められなかった。有効例の投与量, 血中濃度はそれぞれ7.8±4.6mg/kg, 24.8±9.2μg/mlであった。副作用は, 21例 (58%) に認められた。眠気, 食欲不振, 精神活動の低下が主であり, その他に精神症状が2例に認められたが, いずれも減量ないし服薬中止により消失した。

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