Carbide Formation from a Montmorillonite-Polyacrylonitrile Intercalation Compound by Carbothermal Reduction

Abstract
粘土-有機複合物を熱炭素還元による炭化物合成に応用することを目的として, モンモリロナイト-ポリアクリロニトリル (PAN) 層間化合物をAr雰囲気にて焼成した. 1200℃ではβ-SiCが生成し, 1300℃以上ではα-及びβ-SiCが生成した. 酸化物ではSiO2成分が全く結晶化しなかったのに対し, Al2O3成分はMg-Al-O系の化合物として結晶化した. モンモリロナイト-炭素混合物からの反応との比較により, 層間のPANの存在がα-SiCの生成をもたらし, 酸化物の結晶化を抑制したことが明らかとなった.