Effects of Nitrogenous and Phosphorus Nutrients on the Growth of Toxic Dinoflagellate Alexandrium catenella.
Open Access
- 1 January 1999
- journal article
- Published by Japanese Society of Fisheries Science in NIPPON SUISAN GAKKAISHI
- Vol. 65 (5) , 847-855
- https://doi.org/10.2331/suisan.65.847
Abstract
A. catenellaの増殖に及ぼす窒素・リン源の影響を調べた。増殖のKSは, NO3-Nで7.7μM, NH4-Nで3.3μM, PO4-Pで0.72μMと, 他の赤潮植物プランクトンと比較して高い値であった。μmaxは0.47∿0.55day-1であった。本藻は, 有機態窒素(尿素およびアミノ酸態窒素のほとんど)を窒素源として増殖に利用できなかった。一方, リン源については有機態リンをはじめ, 種々の形態のリンを利用可能であった。以上から, 本藻は有機態リン濃度の高い富栄養型沿岸域に適応しており, 低無機態窒素・リン濃度下では代表的な赤潮プランクトンよりも優位に増殖する可能性は低いと推察された。This publication has 0 references indexed in Scilit: