Changes in Sleep Parameters of Young Women from Late Pregnancy to Postpartum
- 1 January 1994
- journal article
- research article
- Published by Japan Academy of Nursing Science in Journal of Japan Academy of Nursing Science
- Vol. 14 (1) , 38-47
- https://doi.org/10.5630/jans1981.14.1_38
Abstract
本研究は, 妊娠末期から産褥6週までの母親の睡眠を経時的に追跡し, その睡眠パターンの変化過程を明らかにすることを目的とした. 対象は, 母乳栄養を希望していた正常初産婦10例である. データは, 対象一人について普段の環境下で縦断的に4回, 妊娠末期 (妊娠36週以後)・産褥1週間目・産褥3週間目・産褥6週間目に測定した. 睡眠脳波測定用具には脳波・筋電図・眼球運動・心電図を入力し, また, こどもの覚醒を把握するためにこどもの足の動きを同時に測定した.その結果, 産褥早期の母親の睡眠は, 妊娠末期に比べて睡眠率が有意に減少していた. 睡眠段階からみると途中覚醒時間の増加 (%w) と全睡眠期間に対するStage2の比率 (%S2) の減少として観察された. しかし, REM睡眠や徐波睡眠の量に変化は認められなかった.この変化は, 産褥1週目から認められ, 3週目, 6週目に至っても継続していた.This publication has 0 references indexed in Scilit: