Abstract
1) ♀Ch. boreale (2x)×_??_Ch. pacificum (10x) 及び♀Ch. boreale (4x)×_??_Ch. pacificum (10x) では受精が起るが, 胚は発育の途中で崩壊するために不稔である。 2) 両交雑に於いて胚を発育の初期に摘出し胚培養法を試みた。Ch. boreale 2x×Ch. pacificum ではF1雑種を得ることが出来なかつたが, Ch. boreale 4x×Ch. pacificum ではF1 雑種を育成することが出来た。 3) 胚培養は2種の培養基を用いて成功した。 即ち培養の始めから発芽までは Brink の培養基から酵母抽出液を除いた培養基で胚を培養し, 発芽約1週間後にそれを筆者が考案の培養基に移植した。

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