A Comparison between Sea Surface Temperature Measured by an Infrared Radiation Thermometer and that by the Bucket Method

Abstract
東京大学海洋研究所淡青丸による研究航海 (KT-67-17) において, 相模湾平塚沖約4kmの地点 (水深約100m) において, 海面上の微気象観測が行なわれた. その一環として, 特に赤外線放射温度計 (バーンズ社, モデルPRT 14-313) による厚さ約20ミクロン程度の表面水層の温度と, いわゆるバケツ採水法による表面水温との比較を行なった. その結果によると, 両者には平均として差は認められなかったが, 時には0.7℃の差が観測された. 同時にブイにつけたサーミスター温度計により海面から0.9, 2.0及び4.2mの高さの気温及び船の舷側から1, 3, 7mの深さの水温を測定し, この両者それぞれを外挿した表面水温とバケツ法によるそれとの比較も行なった.

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