Effect of Raw Refuse Composition on the Fuel Properties of RDF from Household waste

Abstract
家庭系ごみのごみ燃料 (RDF) 化に注目し, 原料ごみ質が異なる4つの施設を対象に1年にわたって, RDF性状の調査を行った。施設問の原料ごみ質は, 分別方法の違いにより厨芥とプラスチック割合に差がある。厨芥割合が高いと不燃物の付着が多くなるため灰分が高くなり, また, 貯蔵の際に含水率を10%以下に抑えないと腐敗の可能性がある。厨芥混入量の指標として腐敗性炭素を提案した。プラスチックは発熱量とともに塩素量を高くする。家庭系ごみの組成に近い原料を用いている施設では塩化水素ガス発生が問題になる水準ではないが, プラスチック割合が高い施設では塩ビ混入率も高いと推定され, 塩ビ搬入をコントロールする, 高温燃焼を避けるなどの対策が必要である。各施設ともに年間を通して安定した燃料特性を持っRDFが生産されている。

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