Correlation of sulubilities in supercritical fluids and entrainer effect using equation of state - Examination of mixing rules.

Abstract
化学工業, 食品工業あるいは最近注目されているバイオテクノロジー等において, その工業化およびコスト削減には分離技術が大きく寄与しており, 効率的な分離技術すなわち高度分離技術への要求が強くなっている.現在いくつかの有望な分離技術の提案がなされているが, その一つに超臨界流体抽出がある.臨界温度をわずかに超えた高圧流体を用いる抽出法は, 広い分野への応用が期待されているが, その基礎となるのは被抽出物 (一般に高沸点化合物) の溶解度である.そのため溶解度の実測が試みられ, データも蓄積されつつあるのが現状である.一方, プロセスの開発や設計にあたっては, それらの相関法も重要になっている.溶解度の相関法としては, これまでに密度や溶解度パラメータを用いたいくつかの経験的な方法なども提案されているが, より一般的な手法としては状態方程式の応用が考えられる.そこで本研究では, 最近Yuらによって報告された三次状態方程式を用い, 溶解度を相関する際の問題点, とくに定数の混合則に関して考察を加えた.また, 溶解度を増加させるために第三成分としてエントレーナーの添加が最近注目されているが, このエントレーナー効果の相関も試みた.

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