Oxidation mechanism of soot deposited from gas phase in two-stage combustion.
- 1 January 1989
- journal article
- Published by Society of Chemical Engineers, Japan in KAGAKU KOGAKU RONBUNSHU
- Vol. 15 (4) , 719-725
- https://doi.org/10.1252/kakoronbunshu.15.719
Abstract
低NOx 2段燃焼の二段目の燃焼場に於けるすすの酸化消滅機構および速度を明らかにするための実験的検討を行った.まず, 毎時5lのA重油を燃料過剰条件下で噴霧燃焼させて生成したすす, H2およびCOを含む800℃~900℃の高温燃焼排ガス中に再燃焼用空気を吹き込み, すすの減衰過程を調べた.次に, 計算機による反応シミュレーションによって, H2およびCO共存下でのすす燃焼におよぼす影響を調べた.その結果, 以下の点が明らかになった. 1) CO, H2が共存する条件下でのすすの酸化は, 時定数0.1秒程度の迅速な第一段階の燃焼と, その後の緩やかな燃焼の二段階から成る. 2) 第一段階の急速燃焼は, 共存するCO, H2が燃焼する際に生成するOHラジカルによる酸化によって進行する. 3) 第二段階の緩慢燃焼は, O2による酸化によって進行し, 既往の柴山らの反応速度式によりほぼ説明することができる.This publication has 0 references indexed in Scilit: