Hydrodenitrogenation of Carbazole on Nitrided Molybdenum Catalysts.

Abstract
NH3気流中, 500°C, 700°Cおよび900°Cで3時間, 97.1wt%MoO3/Al2O3を昇温窒化処理した触媒を用いて, 全圧10.1MPa, 300°Cから340°Cでカルバゾールの水素化脱窒素反応を行い, それぞれの窒化処理により発現した表面モリブデン種と触媒の水素化脱窒素活性との関係について検討した。モリブデン酸化物のBET表面積は1.1m2/gであるが, 500°C窒化処理触媒では66.3m2/gと著しく大きくなった。しかし, 窒化温度を700°C, 900°Cに上昇させると, それぞれ500°C触媒の49%, 12%に減少した。XRDおよびXPS解析の結果, 発現するMo種は主に窒化温度500°CではMoO2, 700°Cではγ-Mo2N, 900°CではMo金属であり, そのうち700°C窒化触媒による水素化脱窒素反応速度が最も大きいことがわかった。

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