Absorption and Excretion of Zinc, Cadmium and Mercury in the Gastrointestinal Tract
Open Access
- 1 January 1975
- journal article
- Published by Japan Radioisotope Association in RADIOISOTOPES
- Vol. 24 (10) , 679-683
- https://doi.org/10.3769/radioisotopes.24.10_679
Abstract
マウス (一部ラット) を供試し, 無機の亜鉛, カドミウム, 水銀の消化管における吸収および排泄について65Zn, 109Cd, 203Hgを用いて比較検討した。 経口的に摂取した場合, いずれも大部分は糞として体外に排泄され, 消化管における吸収は少なかった。消化管からの吸収の割合は203Hg>65Zn>109Cdとなった。消化管内排泄はいずれも一部は胆汁を介して, 大部分は消化管壁を通して行なわれた。消化管内排泄の割合は65Zn>203Hg>109Cdとなった。消化管各部位の吸収および排泄を比較すると, 吸収は65Zn, 10gCdが小腸上・下部, 203Hgが小腸上・下部, 大腸排泄は65Zn, 109Cdが小腸各部, 203Hgが胃, 盲腸で比較的多かった。体内に吸収されたものはおもに65Znは膵臓, 肝臓, 109Cdは肝臓, 腎臓, 203Hgは腎臓, 肝臓に摂取された。Keywords
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