Investigations on Experimental Arrangements and Results in the Heat Treatments of Carbon under High Pressures
- 1 January 1968
- journal article
- Published by The Chemical Society of Japan in The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan
- Vol. 71 (5) , 652-657
- https://doi.org/10.1246/nikkashi1898.71.5_652
Abstract
ピストン・シリンダー型高圧容器内で, 固体圧力媒体を用いて, 5kb 以下の圧力の下で炭素を内熱式で加熱処理する場合, 高い温度を安定に得るためには,電力導入部と発熱体との接触を良好にするため,より高い圧力の下での加熱に比し多くの注意を払うことが必要であった。これらを中心に実験上の種々の問題を検討した。その結果,5kb下では1900℃ までの加熱が可能となった。3kb下では,人造黒鉛発熱体の周囲にBNをおき,パイロフィライトと人造黒鉛の反応を防ぐことにより,1750℃ までの加熱が可能となった。 加圧加熱処理試料の(004)回折線図形を測定し,その解析を行なった。また複合(002)および(004)回折線図形より,成分G の割合を求める場合, 結晶子の選択的配向について, 便宜的な方法で補正を行なった。この結果は先に報告した(002) 回折線図形より求めたものとよい一致を示し, Gs 成分の割合, 各成分図形のc 軸長c0 のより精度の高い値を得ることができた。This publication has 0 references indexed in Scilit: