The efficacy of 18F-fluorodeoxyglucose positron emission tomography for the evaluation of hepatocellular carcinoma treatment.
- 1 January 1993
- journal article
- Published by Japan Society of Hepatology in Kanzo
- Vol. 34 (6) , 464-470
- https://doi.org/10.2957/kanzo.34.464
Abstract
術前に18F-fluorodeoxyglucose Positron Emission Tomography (FDG-PET)を施行し,切除標本の組織で壊死を伴っていた肝細胞癌切除例13例を対象として,PET画像上壊死部を同定できるかを検討した.画像上,非癌部肝よりもさらにFDGの集積が乏しい部位が壊死部であった.同一症例でFDGが集積しない部位を壊死として壊死率を求め,組織学的壊死率と比較したところ,7.38±6.33%の誤差があったが,lipiodolの影響を受ける事なく視覚的に壊死部の評価が可能であった.肝細胞癌非切除例6例にっいて,Transcatheter Arterial Embolization (TAE)前後の壊死率と最大カウントの変化率から治療効果を検討した.全例に壊死効果または最大カウントの低下を認め,TAEによる治療効果を表現できた.本法は,治療前後における細胞内のhexokinase活性の変化をみることで治療効果を判定する方法で,壊死率に加え,遺残癌組織のviabilityも評価できることから,これらを基に次の治療時期の決定に有用と考えられた.Keywords
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