Polymerization of Ethylene Oxide by Organotin Compounds
Open Access
- 1 January 1968
- journal article
- Published by The Chemical Society of Japan in The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan
- Vol. 71 (12) , 2054-2059
- https://doi.org/10.1246/nikkashi1898.71.12_2054
Abstract
有機スズ化合物として, 有機スズーハライド, オキシド,-ヒドロオキシド,-ジハイドライド,-カルボオキシレートおよびアルキル亜スズ酸を用いてエチレンオキシドの重合を行なった。有機スズハライドおよびアルキル亜スズ酸はかなりの触媒活性を示した。有機スズハライドR4-nSnXn,(R:有機基,X:ハロゲン,n=1~3)について,R,X,nを変えて重合を行ない,っぎの傾向を認めた。i)Rの炭素数の少ない程活性。ii)ハロゲンがI>Br>Clの順に活性。iii)ハロゲンが1個の時, ほとんど重合活性が認められず,2,3個となるにつれて重合収率が増大した。R2SnI2を用いて得られた重合体は結晶性の高いものであり,収率および還元粘度は反応時間とともにほぼ比例して増大する結果が得られた。またこれらの触媒系の中でRSnX3,R2SnX2型有機スズハライドおよびアルキル亜スズ酸の場合に少量のジオキサンの生成が認められた。This publication has 0 references indexed in Scilit: