Gas chromatography of fatty acid amides
Open Access
- 1 January 1968
- journal article
- Published by Japan Society for Analytical Chemistry in BUNSEKI KAGAKU
- Vol. 17 (12) , 1536-1542
- https://doi.org/10.2116/bunsekikagaku.17.1536
Abstract
脂肪酸のアミド,特に低級脂肪酸の誘導体のガスクロマトグラフィーを行なった. ポリマービーズカラムは低級脂肪酸アミドをよく分離するが,保持時間が長いため,より高級な(C6以上)アミドの分析には適しない.リン酸を反応カラムとして使用し,カラム温度を200℃以上にすると,N-未置換アミドは脱水されて相当するニトリルに変化して溶出する.リン酸カラムをポリマービーズカラムに組み合わせると,より広範囲のアミド(C8アミドまで)が検出できた.N-アルキル置換アミドはリン酸カラムによっても変化せずに溶出するので,上記のカラムの組み合わせにより,N-置換,N-未置換アミドの識別も可能となった.反応率はブチル,バレル,カプロンアミドについては良好であるが,C3以上の低級アミドのそれは,やや劣っていた. N-フェニル置換アミドはシリコーン高真空グリースカラムによってよく分離するが,ポリマービーズカラムはこれらを吸収するので溶出しない.This publication has 0 references indexed in Scilit: