Structure of Dehydrochlorinated Polyvinylchloride

Abstract
ポリ塩化ビニルの脱塩化水素反応を粉末状およびジメチルホルムアミド溶液中でおこない,得られた脱塩化水素ポリ塩化ビニルの構造について比較検討した。 脱塩化水素されたポリ塩化ビニルの共役ポリェン数は,粉末状で得られたものは,3~6程度であり,ジメチルホルムアミド中で得られたものは3~14程度であった。また,得られた脱塩化水素ポリ塩化ビニルの二重結合は,粉末状よりのものは730cm-1近くに吸収を示し,ジメチルホルムアミド中よりのものは,1000cm-1近くに吸収がみとめられ,両者の間に明らかに違いのあることをみとめた。

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