Spectrophotometric determination of calcium in iron and steel

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Abstract
アンモニアアルカリ性溶液内において,カルシウムイオンが銅-EDTAと置換反応して,銅イオンを遊離することに着目し,生成した銅アンミン錯塩を biscyclohexanone oxalyldihydrazone で発色させ,カルシウムを間接定量する方法を案出した.大多量の鉄と微量のカルシウムとの分離には,セリウムを捕集剤とするフッ化物分離法を用いた.また捕集剤のセリウムは,塩化アンモニウムおよび過酸化水素の共存する溶液から,水酸化第二セリウムとして沈殿させ,カルシウムと分離した.鉄鋼中の微量カルシウムを本法で定量した結果は,炎光光度法による結果とよく一致した.

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