Correlation for vapor-liquid equilibria of multicomponent systems containing methanol by an empirical perturbed-hard-sphere equation of state.

Abstract
化学工業における種々のプロセスで重要となる分離工程の合理的設計には, 気液平衡データが基礎物性の一つとして不可欠である。その有用な相関法の一つである状態方程式を用いる方法により, 実際のプロセスで問題となる多成分系気液平衡の相関を試みた。状態方程式には3定数を含む経験的摂動型状態方程式を採用し, 定数の混合則には局所モル分率の概念を取り入れた経験的混合則を用い, 気液平衡の相関を試みた。まず, 2成分系気液平衡データより相互作用パラメーター値を決定し, その値を用いて3成分, 4成分系気液平衡の相関性を検討した。さらに, 5成分系気液平衡計算を行ったところ, 全体として相関性はほぼ良好であった。