Flow pattern and apparent viscosity of pseudoplastic liquid in a stirred vessel.
- 1 January 1988
- journal article
- Published by Society of Chemical Engineers, Japan in KAGAKU KOGAKU RONBUNSHU
- Vol. 14 (3) , 316-322
- https://doi.org/10.1252/kakoronbunshu.14.316
Abstract
撹拌槽内における擬塑性液の流速分布を実測し, これより求められる擬塑性液の翼先端におけるみかけ粘度と従来の手法によるみかけ粘度とを比較, 検討した.撹拌液にはヒドロキシエチルセルロース1.2wt.%水溶液を用い, 撹拌装置は6枚平羽根タービン翼付き撹拌槽を用いた.撹拌槽の大きさは槽径Dが0.1~0.4mまで幾何学的相似条件を満足させて4段階に変化させた.液流速は光透過ならびに光反射方式イメージセンサ流速測定法により測定した.まず, 3次元成分で表される流速値から, フローパターンとみかけ粘度分布を示した.ついで, みかけ粘度の分布から求められる翼先端のみかけ粘度を代表みかけ粘度とし, この値とMetzner の Power lawモデルおよび三石らのモデルにより求められる翼近傍のみかけ粘度とを比較した結果, 両者は大きく異なることがわかった.したがって, このみかけ粘度を用いて求められる動力線図は本実験のものと従来の方法により求められるものとは, かなり異なることが明らかとなった.これより, 撹拌槽内の流動状況に関する詳細な情報に立脚しない従来のモデルでは, 動力線図に不十分な点があるものと考えられる.This publication has 0 references indexed in Scilit: