Studies on coal liquefaction mechanism. Part 5. Liquefaction of Taiheiyo coal using tritium labeled gaseous hydrogen.

Abstract
石炭液化反応に対する気相水素および触媒の役割を検討するために, 3Hでラベルした気相水素による太平洋炭の液化反応を, 水素初圧5.9MPa, 反応温度400°C, 反応時間30分, 溶媒としてテトラリン, ナフタレン, トルエンまたは無溶媒で, 無触媒下またはNi-Mo-Al2O3触媒下で行った。その結果, 無触媒では水素供与性溶媒からの水素移行により液化が進行し, 溶媒の水素供与性が低いと気相水素による石炭の水素化分解が多くなった。触媒存在下では気相水素の石炭成分への移行, 水素交換反応および液化油の軽質化が促進された。一方, 無溶媒では溶媒のある場合より液化率は低く, ガス成分が多く生成し, 同時に気相水素が石炭成分に多く移行した。

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