Correlation of Visual Evoked Potentials with Dementia in Parkinson's Disease.

Abstract
パーキンソン (P) 病における視覚誘発電位 (VEP) について, 痴呆との関連を検討した. P病患者27例の pattern reversal VEPを, 痴呆を有する (D) 群10名と痴呆を有しない (nD) 群17名につき対照群14名と比較した. 平均P100潜時はD群においてのみ, nD群や対照群に比して有意に延長していた. 平均P100振幅は, 3群間で有意な差を認めなかった. D群のP100潜時は年齢・重症度と明らかな関連は認められなかった. 以上の結果より, P病のD群におけるP100潜時の延長は, 網膜レベルよりも中枢の視覚伝導路における機能的障害を示唆するものと考えられた.

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