Growth Inhibitory Effects of Phenylpropanoids in Nutmeg on Silkworm Larvae
- 1 January 1973
- journal article
- Published by Japan Society for Bioscience, Biotechnology, and Agrochemistry in Journal of the agricultural chemical society of Japan
- Vol. 47 (4) , 275-279
- https://doi.org/10.1271/nogeikagaku1924.47.275
Abstract
カイコを被検昆虫として,経口投与により薬用植物中の昆虫生理活性物質を検索する過程で,次のことが明らかになった. (1) 漢方薬ニクズク末がカイコ幼虫の成育を阻害し,ある場合には三眠蚕を出現させた. (2) このような成育阻害活性をもたらすものとして,ニクズク末より単離されたghenylpropanoidsならびに,それらの関連物質のカイコの成育に対する影響をしらべたところ,メチレンジオキシ基や,多数のメトキシル基を持つ化合物が,顕著な阻害活性を示した. (3) これらのphenylpropanoidsのうち,化合物IIIは50ppmで4令カイコ幼虫に対して摂食阻害的作用を示し,化合物Vは100ppmで4令カイコ幼虫に対して毒物的作用をあらわし, 90%致死させた.Keywords
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