The usefulness of HCV antibody titers in interferonn therapy.
- 1 January 1990
- journal article
- Published by Japan Society of Hepatology in Kanzo
- Vol. 31 (8) , 902-906
- https://doi.org/10.2957/kanzo.31.902
Abstract
HCV抗体価を原血清の希釈により力価を測定し,インターフェロン療法により長期にトランスアミナーゼが正常化した10例と正常化しなかった10例について比較検討したところ,インターフェロン投与により血清トランスアミナーゼが正常化した10例の,インターフェロン投与前後のHCV抗体価は,27以上であった3例中2例は,25に,1例は,21までに低下した.25以上27未満の4例では,3例が23に,1例が21までの低下がみられた.23以上25未満の3例では,インターフェロン投与後のHCV抗体は陰性化した.一方インターフェロン療法施行後も血清トランスアミナーゼが長期正常化しない症例では,HCV抗体の力価の低下は認められなかった.以上よりHCV抗体の力価はインターフェロン治療を行う上にマーカーとしては有用と考えられた.Keywords
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