Result of surgical treatment for carcinoma of the tongue.

Abstract
国立がんセンター頭頸科においては, 近年舌癌に対して手術を主体とした治療を施行してきた。今回その治療成績を検討し今後の治療に還元することを目的とし研究を行った。対象症例は1988年から1995年の間に一次治療を施行した舌扁平上皮癌241例とした。その結果5年累積生存率は66.8%ステージI, II, III, IVでは88.7%, 75.5%, 54.6%, 34.4%であった。5年累積局所制御率は81.6%であった。また頸部リンパ節再発は29.5%に認めた。舌深部の完全なる切除が局所制御率および生存率の向上につながると考えた。そして頸部郭清範囲, 病理組織学的転移部位および再発部位の検討を次なる課題と考えた。

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