Gas Chromatography of Organotin Compounds
- 1 January 1960
- journal article
- Published by The Chemical Society of Japan in The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan
- Vol. 63 (11) , 1960-1964
- https://doi.org/10.1246/nikkashi1898.63.11_1960
Abstract
テトラアルキルスズおよびハロゲン化アルキルスズを合成し,その物理性状を求めるとともにガスクロマトグラフィーにおける基礎的な知見を求めた。一般式RnSnX4-n(R=アルキル基,X=ハロゲン,n=1,2,3,4)において,nおよびXが同一のものはアルキル基の炭素数と保持時間等の対数が他の有機化合物と同様直線関係を示し,これらの物質の混合物は組成の重量比がピークの面積比とほぼ一致した。またRおよびnが同一でXが異なるものの混合物でも重量比と面積比がほぼ一致した。nが異なる場合は標準物質を用い,検量線を求めて定量分析を試みた。しかしある種の有機スズ化合物では,分析中に再分配反応と考えられる理由で試料とは異なったピークを与え,考慮を要するものがあった。Keywords
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