SYNTHESIS AND PROPERTIES OF I-CHLOROBUTADIENEBUTADIENE-RUBBER WITH HIGH CHLORINE CONTENT

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Abstract
クロロブタジエン (CB) 含量の高い1-クロロブタジエンブタジエン共重合ゴム (CB-BR) を乳化重合方法により合成した.このゴムはCB含量が高いために活性塩素濃度が高く, そのためにゲル分が多い.また耐熱性が良くないが, ポリ塩化ビニルに用いられる安定剤が安定化に有効であった・黄硫加硫のほか, クロロプレンゴムの架橋に用いられている系で架橋ができ, なかでも2-メルカプトイミダゾリン-鉛丹配合系が最も有効であった.硫黄加硫では, 温度を90℃にしても加硫速度が大きく早期加硫を引き起こしやすい.CB-BRの耐油性はCB含量が大きくなるほど良好であった.動的損失の温度分散より求められた加硫ゴムのガラス転移温度はCB含量が高くなるにつれて高温側にシフトし・クロロプレンゴムのそれに近づく.CB含量が高くなると耐油性は改良されるが, 熱安定性及び耐寒性が低下すると考えられる.
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