Interferon therapy on chronic type B hepatitis, defined as anti-HBe positive chronic liver disease with elevated transminases.
- 1 January 1990
- journal article
- Published by Japan Society of Hepatology in Kanzo
- Vol. 31 (5) , 504-509
- https://doi.org/10.2957/kanzo.31.504
Abstract
E抗体陽性のB型慢性肝疾患でもGPTが異常値を変動する症例では組織学的に進行する症例が存在する.今回e抗体陽性でGPTが100KU以上を繰り返すB型慢性肝疾患24例に対し,肝炎鎮静化を目的にα-インターフェロン(以下IFN) 1回量600万Uを週2回で間歇的に3カ月間投与した.IFN投与により1カ月後8例(33.3%), 2カ月後12例(50.0%),そして3カ月後には14例(58.3%)でGPTの正常化がみられた.IFN投与後GPTが正常化した14例のうち8例でIFNを中止したところ1年以内に8例中6例(75.0%)でGPT 51KU以上の再上昇がみられた.一方,GPT正常化後もIFNを週1~2回で継続した6例ではGPT 51KU以上の再上昇例は1例(16.7%)であった.e抗体陽性でGPTが高値を繰り返すB型慢性肝疾患に対し,IFN間歇投与は有効な治療法の一つと考えられた.Keywords
This publication has 0 references indexed in Scilit: