Studies on application of fungal cell wall lytic enzyme produced by Oerskovia sp. CK. (Part II) Estimation of mycelial weight in rice-koji with use of fungal cell wall lytic enzyme.

Abstract
Oerskovia sp. CK株の生産する麹菌細胞壁溶解酵素を用いて米麹中の菌体量の定量を試みた。本酵素は液体培養で得た麹菌体をほぼ完全に分解し, この時の細胞壁由来のN-アセチルダルコサミン量は139μg/mg乾燥菌体であった。米麹中の菌体量の測定条件を検討した結果, 米麹1g当たり粗酵素標品2.5mgを用い, 35℃, 3時間反応させる方法を設定した。この方法で, 実際の吟醸麹及び普通麹の製麹中の菌体量を測定したところ, グルコサミン法に比べ製麹初期の菌体量の定量性にすぐれており, 有用な方法であると考えられた。本研究を行なうにあたり, 溶解酵素の調製などに協力いただいた保坂大二郎氏に感謝いたします。

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