A method for determining the boundary between stagnant and flow regions of high-concentration slurry in a stirred vessel using an electric conductivity method.
- 1 January 1990
- journal article
- Published by Society of Chemical Engineers, Japan in KAGAKU KOGAKU RONBUNSHU
- Vol. 16 (5) , 946-952
- https://doi.org/10.1252/kakoronbunshu.16.946
Abstract
撹拌槽内における高濃度スラリー (ビンガム流体) の静止域と流動域の境界を判別するための測定法を開発した.本測定法は電気伝導度法を利用したものであり, 測定装置は, 電極プローブ, 微量液供給部および信号処理回路等から構成されている.電極プローブは一本の電解質トレーサ液注入用を兼ねた正極細針とそのまわりに電極先端部を微小な間隔で立体的に配置した8本の負極とから成っている.測定原理は正極細針より供給された電解質 (トレーサ) が高濃度スラリーの流動に沿って流れ, そのときの各負極の電位を同時に検出し, 信号処理回路により処理して得られる信号を基にして静止・流動の境界を判定した.試作した測定装置を用いて, Rushtonタービン翼および6枚パドル翼各撹拌槽を対象に, 翼回転速度を変化させたときのCaCO3微粉体50wt.%スラリーの静止域と流動域の境界の測定を行った.その結果, 本測定法により静止・流動の境界の測定ができることがわかった.This publication has 0 references indexed in Scilit: