A simple estimation of liver collagen content by the computed color image analyzer using Srius red stained sections.
Open Access
- 1 January 1993
- journal article
- Published by Japan Society of Hepatology in Kanzo
- Vol. 34 (3) , 212-218
- https://doi.org/10.2957/kanzo.34.212
Abstract
線維肝組織中のコラーゲン量を,線維染色標本のコンピュータ画像解析法にて定量する方法を検討した.1)コラーゲンと特異的に結合する色素を検索するため,各種の肝細胞外基質成分のSirius red, Aniline blue, Acid fuchsinによる染色性を検討したところ,Sirius redの特異性が最も高かった.2)剖検および肝切除術にて得られた24例の肝組織につき,Sirius redとFast green色素との二重染色(SF染色),Azan染色,van Gieson染色を行い,コンピュータ画像解析にて線維化部分の面積比(線維化画積比)を求めたが,SF染色が最も画像解析が容易であった.3)同一肝組織について生化学的に定量したハイドロキシプロリン量と,SF染色で求めた線維化面積比とは高い正の相関が得られた(r=0.887).以上の成績より,SF染色を行った肝組織標本につきコンピュータ画像解析を行うことにより簡便に肝組織内コラーゲンの定量化が行い得ることが示された.Keywords
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