New macroscopic subtype of small hepatocellular carcinoma-Common type in early type- and histological consideration of the multistep progression of HCC.
Open Access
- 1 January 1990
- journal article
- Published by Japan Society of Hepatology in Kanzo
- Vol. 31 (11) , 1267-1273
- https://doi.org/10.2957/kanzo.31.1267
Abstract
外科切除された3cm以下の肝細胞癌92結節を肉眼形態から6型に分類しその特徴を検討した.分類は4つの通常型(C型)即ち,1型(単結節型),2型(単結節周囲増殖型),3型(多結節癒合型),4型(境界不明瞭結節型)と早期型(e型;既存の肝構築を破壊せずに発育するもの)及び新分類の早期型内通常型(Ce型;結節内結節型で辺縁部に早期型,内部に通常型の要素を持つもの)からなる.頻度は1型12%, 2型20% 3型19%, 4型3, 3%, e型22%, Ce型25%で,腫瘍径が小さいほどe型,大きいほどC型が多かった.組織学的にe型は高分化で脈管侵襲は稀であったが,C型は中~低分化で,脈管侵襲,肝内転移が多く,Ce型はその中間であった.Ce型はe型の内部に悪性度の高いC型の部分が発生し,結節内結節を形成したものであり,さらに進展すると辺縁のe型部分が内部のC型部分により圧排,破壊されて消失し,C型に変化すると考えられた.Keywords
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